大規模スポーツ施設に「Familia」導入! 低コストで冷暖房効率向上を実現〈ネオインドアテニススクール西新井〉

大規模スポーツ施設「ネオインドアテニススクール西新井」に、当社が開発・提供するIoTのエネルギーマネジメントサービス「Familia Energy」を導入しました。これにより換気扇の制御が最適化され、冷暖房効率を向上。比較的低コストで導入が可能な当システムにより、大空間の施設における省エネルギー化が実現しました。
今回導入した「Familia」について
「ネオインドアテニススクール西新井」は、インドアテニスコート5面を有する大規模スポーツ施設です。これまで、安全な施設づくりの一貫として換気扇を長時間フルパワーで運転していたため、冷暖房効率が低下し、エアコン稼働によるエネルギー消費量が大きくなっていました。この状況を改善するために、今回Familiaシリーズからビルや施設向けのエネルギー特化型IoTプラットフォーム「Familia Energy」を導入し、利用者の健康や快適性を維持しながら省エネが図れる換気制御を可能にしました。

Familia Energyでは、無線通信の活用によりセンサーやカメラのようなIoT機器を統合管理することができます。産業用途のセンサーだけでなく、安価で高機能な環境センサーなどとも接続できることが特徴です。既存の古い計器類や設備も後付けのIoT無線アダプターによりそのまま使用できることもメリットです。従来のEMS(エネルギー管理システム)は高価で大規模な配線工事が必要で、既存の中小規模の施設では導入しにくいものでしたが、Familia Energyなら初期投資を最小限に抑えて省エネルギー化を目指すことができます。
今回構築したシステムは、次のような構成となっています。

Familia Terminal
Familiaシステムの核となるゲートウェイデバイスで、現場に設置されたさまざまな設備・センサーと相互通信を行います。ModbusやBACnetなどの幅広い通信プロトコルをサポートしており、機器ごとの独自プロトコルに対応することも可能です。リモートメンテナンスや自動制御プログラム(オートメーション)の構築は、このデバイスを通じて行います。
Familia Cloud*
ビルに設置された設備やセンサーをマネジメントするクラウドサービスです。今回のシステムでは、施設内の温湿度計やCO2センサーからのデータを収集し、iOS・Android・web対応のFamiliaアプリで可視化しています。Familiaアプリ上のダッシュボードでセンサーデータを一覧表示やグラフ表示し、室内環境を分析して換気扇の制御を行っています。
*導入先のニーズに応じて、Familia Cloudを使わずにローカルネットワークのみでシステムを完結することも可能です。

導入効果と今後の展望
Familia Energyの導入により、まず施設内の温湿度やCO2濃度が可視化されたことから、当施設における適切な換気運転の方法を導き出すことができました。その結果、利用者の健康や快適性を損なうことなく換気量の調整が可能となり、これに伴って施設全体の冷暖房効率が向上し、省エネに貢献することができました。
現在、換気扇やエアコンの基本的な運転は自動制御で行っていますが、必要に応じた手動制御についてもFamiliaのダッシュボード上で可能なため、管理者の省力化が図れています。さらに、センサーと設備が連携した細やかな制御や長期運用を目指して、データを取得しながら分析を継続中です。