2023.01.13

スマートキャンパスの事例!あなたの大学はどこまで進んでる?

  • #DX
  • #スマート化

昨今の授業・講義は、新型コロナウイルスの影響で対面授業からWeb上で行われる「オンライン授業」という新しい形が世間に広がり始めました。緊急事態宣言が解除され、オンライン・オフラインの両方で講義が行われるようになった今、学生や教授が自宅でもキャンパス内でも快適に、安心して学ぶことができる環境を構築することが必要とされています。

本記事では、ICT技術を利活用した最先端の「スマートキャンパス」について、解説と事例の紹介をしていきます。

スマートキャンパスとは

スマートキャンパスとは、キャンパス内にあるあらゆる設備や機器をインターネット回線に接続して、設備や機器を自動制御可能にしたキャンパスのことを指します。

インターネット回線を使用して、地方にあるキャンパスと都心にあるキャンパスを連携させたり、地域施設や企業との連携で、より学びの幅を広げ、さまざまな分野の研究が可能になります。

スマートキャンパスでできること

ペーパーレス化が可能に

レジュメの配布や、レポートの提出、テスト、出欠などをWeb上で完結できるシステムの導入や、キャンパス内の図書館で保管している書籍や資料などをWeb上にアップロードすることでペーパーレス化が実現します。

電子図書館の登場は、本来図書館に足を運ばなくてはみられなかった書籍や資料を自宅でも読むことができるという利点の他にも、読みたいものが「貸出中」で読めないこともありません。また、実際に不特定多数の人が使用した本に触れることもなく、感染症対策にもなります。

自習室の確保が簡単に

授業の空き時間や放課後などに自習室を使用したい場合、今までは実際に自習室に向かい空室でないと使用できませんでしたが、空き部屋が把握できるシステムを導入することで、どの自習室が空いているかをスマートフォンやPC上で空き部屋の確認ができるほか、予約システムで、使用したい時間に併せて予約が可能になります。

自動ブラインドで室内の明るさを最適化

講義などでプレゼンテーションを行う際に、その情報を前もってシステムに記憶させておくことで、その時室内に差し込む光を調節して、プロジェクターや液晶モニターが一番見やすい明るさにできます。

出欠確認が簡単に

学生ひとりにICカードを配布して、どの学生が授業に出席したか欠席したかを把握することができます。ほかにも、Web上でも出欠確認をとることができるシステムを導入することで、出席率をすぐにデータ化することができるようになります。

他にも、広い敷地のキャンパスを活用して、休暇期間の閑散期のセキュリティや棟間の連携なども行えます。

スマートキャンパスのイメージ画像

事例紹介

実際にキャンパス内をスマート化し、スマートキャンパスにしている学校の事例をご紹介します。

大正大学

大正大学ではコロナ禍を機に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを加速させました。2020年10月には大学教育、研究活動、キャンパス運営にIoTシステムを導入し、スマートユニバーシティの実現を目指すため、ソフトバンクと連携協定を締結しました。
ビックデータを活用した最新テクノロジーを教育に取り入れ、学内だけでなく地域とも連携した様々な取り組みを実施するなど、スマート化でキャンパス内にとどまらない“学ぶ”ことの可能性を生み出しています。
(参照:https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202101/dx-case-study/)

近畿大学

近畿大学はNTTグループとの連携包括協定に基づき、近畿大学内に5G環境を整え、5Gでの実証実験などを通じて、スマートユニバーシティ・スマートキャンパスの創造及び教育・研究への展開に取り組んでいます。
活発な実証実験にかかわることで、教員や学生が大きな刺激を受け、大学の新たな可能性を広げることができます。
(参照:https://www.kindai.ac.jp/campus-life/nttdocomocooperate/smartcampus/)

シンガポール Curtin大学

日立のIoTソリューションを導入し、スマートキャンパス化を推進しています。学内に様々なセンサーを導入し、データを集め高度な分析することで、学生の動きや学習パターン、教員・スタッフの勤務状況など多様なデータを収集することが可能にしました。
これらのデータは学校のあらゆる改善にとって、重要なデータとなります。データをもとに講義内容や学習内容の改善点が明確になりました。
(参照:
https://www.activio.asia/post/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8F%96%E3%82%8A%E7%B5%84%E3%81%BF)

企業のスマート化に向けた実験を、キャンパス内で行うことで、学生はIoTシステムに肌で触れることができ、貴重な経験になるでしょう。

まとめ

キャンパス内のありとあらゆる情報をセンサーやインターネット回線から収集することで、空き部屋状況の把握や講義内容の改善点などを可視化することができます。

これまで紹介してきたスマート化では、施設の利便性向上のためや、居住環境の最適化のためのスマート化が主でしたが、キャンパス内のスマート化では、施設の最適化はもちろん、5G回線を使用した遠隔実験・授業などで、今まで制限されていた学びの幅を広げるなど、教育機関にあった使用方法をされています。

一概に「スマート化」といっても、スマート化を行う施設や環境によってさまざまな使い道があります。

学びの幅を広げるキャンパスのスマート化はこれからますます普及していくのではないでしょうか?

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