2023.01.13
自然災害対策もスマート化へ IoTセンサーで防災・減災
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近年、大型台風や集中豪雨により土砂災害や水害が多発しています。局地的な集中豪雨のために短時間で浸水や冠水に至るケースも増えてきました。対策が急がれる今、IoTを活用して防災や減災を目指す最新技術についてご紹介します。
防災・減災ソリューションとしてのIoT
自然災害が多発する一方、少子高齢化による人手不足も深刻な日本においては、限られた人員で防災対策を行う必要があります。また、災害の危険が迫る局面では、状況を迅速に把握することが何よりも重要になってきます。そこで今、ソリューションとして期待されているのがIoT(モノのインターネット)の技術なのです。
豪雨が続くと、山間部では地滑りなどの土砂災害が、平野部では川が氾濫して洪水や浸水・冠水が起こりやすくなります。IoTデバイスなら、その危険をいち早く察知し、迅速に情報として伝達することができます。比較的簡便な装置で対策が可能なこともあり、すでに企業や自治体での導入も始まっています。
活用が進むIoTデバイスは、土砂災害の前兆現象を検知するIoTセンサーや増水や冠水を検知するIoTセンサー、現地画像を取得するIoTカメラなど。ニーズに合わせてIoTデバイスを組み合わせて、防災情報システムを構築します。
水害対策×IoT
巨大台風やゲリラ豪雨などによる水害に対しては、自治体のみならず、水害リスクのある場所に立地する企業や団体などにおいても対策が求められています。いずれも防災担当者がどこにいても即座に状況を把握できる仕組みが必要で、冠⽔センサーを始めとしたIoTデバイスが役立っています。

冠水センサー
冠水(増⽔・越⽔・越流)や浸水などを検知するIoTセンサーです。リスクのある地点にIoT無線ユニットとセットで設置され、災害の予兆を検知して情報を伝達します。防災担当者は遠隔から、クラウドサーバーに集約される情報で監視。安全基準を超えた場合には、アラート情報が自動で関係者に通知されるシステムです。
【設置場所】
河川、用水路、ため池、堤防
市街地道路、アンダーパス、排水溝
低地にある施設の出入り口、屋外通路など
IoTカメラ
冠水センサーと同様に、IoTカメラはクラウドサーバーに画像を送ります。リスクのある地点に冠水センサーと組み合わせて設置することにより、センサーが検知した情報と画像の両方で確実に監視することができます。現地確認によるタイムロスや労力を軽減します。
土砂災害対策×IoT
近年頻発するゲリラ豪雨は、水害と共に多くの土砂災害も引き起こしています。がけ崩れ、土石流、地すべりなどの土砂災害もまた、災害の予兆や発生をできるだけ早く検知することが重要で、IoTセンサーを搭載した製品が役割を担っています。
土砂災害センサー
⼟砂災害の予兆である、地盤のわずかな傾斜や振動を検知するIoTセンサーです。河川や山中の斜面の危険箇所に埋めて使用します。多くの地点に設置すれば常時監視も可能で、地盤の変化を早期に検知して避難などの対応の目安となります。
傾きを検知するセンサーには、傾斜センサーと加速度センサーの2種類があり、それぞれ地盤の傾きを測る土砂災害センサーとして製品化されています。設置は簡単で、地面に深く差し込んで固定。安全基準を超えるとアラート情報が関係者に通知される機能を備えています。
*「スマくい」
頭部が赤い境界杭の形状で、杭の内部に3D加速度センサーと通信モジュールを内蔵した製品です。センサーで傾斜や振動を検知すると、ネットワークを通じて管理者の情報端末に通知されます。
まとめ
水害や土砂災害などの自然災害で安全が脅かされるのは、個人だけではありません。企業や団体にも甚大な被害が及ぶケースが増し、防災や減災は社会全体で取り組むべき課題となっています。今後IoTデバイスの導入は、より一層加速していくのではないでしょうか。
防災の分野においても、IoTセンサーをはじめとして、最新のデジタル機器やサービスを含めたソリューションをご提案いたします。 是非お気軽にご相談ください。